漫画家が映画バクマン。を観るなら恋人・配偶者と観るべき。
『バクマン。』は、原作・大場つぐみ、作画・小畑健による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2008年37・38合併号から2012年21・22合併号まで連載された。単行本は全20巻。その内容から様々な世代に支持された。高い画力を持った真城最高と文才に長けた秀才である高木秋人を主人公とし、二人の少年がコンビを組んで漫画家を目指していく道のり・その活動を描く
先日、映画バクマン。を観てきました。
高校生男子漫画家コンビが日本一の漫画少年誌でアンケート一位をとるべく必死で漫画を描く物語、です。
原作マンガは一応読んでました。でもあまりにもリアルな漫画家業界の描写に、同業の友人たちも次々脱落し、最終巻まで読んでる人は周囲にはあまりいませんでした…わたしもマンガは最終巻まで読んでません。
映画がとても評判が良いようなので、とりあえず見ておこうかな、という程度で観に行ったんですけど。
これがねえ…
ものすごくよかったんですよ…
もう冷や汗と涙ながしながら観てました。
まずね、出演者たちが思った以上に役にハマってました!映画のキャスティングが発表された時、秋人と最高は逆だろ!って意見が多かったのです。実際わたしもそう思ってました。ところが、映画をみたら最高は佐藤健、秋人は神木隆之介が演って大正解!と感じました。その他個性的な漫画家陣もほんとバッチリハマってましたね。わたしの大好きな山田孝之さんも出てて大満足。
漫画を描くって実際はとても地味な作業だしどう演出するんだろうと思ってたんですけど、これももう、想像の上をどかんといかれました。漫画制作の描写が超かっこいい!ぜひ観てほしい。あれはたまげました。ああいうやり方があったかと。二人のライバルの天才漫画家、新妻エイジとの漫画対決もバトルになってましたねーちゃんと。
漫画を描くとはどういうことか、というのがかなりわかりやすく描かれていたというのもポイント高いです。漫画家さんたちと、絶対恋人や配偶者と観るべきだね、と熱く語り合いました。
この映画を観てもらえると、漫画という仕事に対する理解が深まる気がします。例えば、「ネームやってるので出かけられません」と漫画家以外の人に言っても、「ネーム?キャラの名前を考える作業?そんな時間かかんの?」とか言われてしまうこと結構あるんです。映画の中でネームについてもしっかり説明されてて、しかもそれがものすごい頭と体力使う作業ってのもわかってもらえるよう描かれているのでありがたい。
あと、特に漫画に興味ない人でも十分楽しめる内容だとも思います。好きなことを仕事にすることの喜びと辛さががっつり描かれていてじんじん来ましたね。
喜びより辛さのが多いのはどんな仕事も同じですよねきっと。
映画をみて一番感じたことは、
もっと真面目に漫画描こう【大反省】
でした・・・